初心者メタル論(1) はじめに

1.はじめに

 ハズメマシテ!メタル大好き管理人、koroです!「はじめに」というタイトルにしたのはいいけど、特に書くことがありません!強いて言うことといえば、

 このコンテンツは、「BURRN」誌他、ネットに点在する様々な情報を参考に、管理人の主観的再構築によって練り上げたものであり、それらの情報元に感謝の意を示しつつ、無断転載を禁止させていただきます。

 といったところでしょうか。特に歴史に関する情報以外は、ほぼ完璧に管理人の主観及び妄想から出てきたものなので、その正当性・正確性は一切保障しませんので悪しからず!

2.メタル音楽とは

 と、前置きつつ質問。みなさんは「ヘヴィメタル」と聞いてどんな印象をもちますか?なかにはそんな言葉聞いたことないっていう人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は「激しくて、ただうるさいだけ」というイメージをもっているんじゃないでしょうか。

 そもそもヘヴィメタルは1980年代の N.W.O.B.H.M. (第2章で解説)によってイギリスから日本に持ち込まれ、「ヘビメタ」現象として日本で話題になりました。しかし、その時期に表舞台に出た METALLICA や JUDAS PRIEST、国産メタルバンド(ジャパメタ)である X JAPAN や 聖飢魔Ⅱ などのバンドによって印象付けられたのは「ヘヴィメタル」本来の音楽性よりもむしろ、ヴィジュアルやイメージ(悪魔的風貌や暴力的な印象)など見た目で判断したものでした(当時はそれが「メタル」だったのかもしれませんが)。それが、時代を経た現在も「ヘビメタ=悪(わる)」というイメージをもってしまう原因になっているのだと思います。

 確かにそのようなイメージを前面に打ち出して成功したバンドもありますが、それが全てというわけではありません。数多のヘヴィメタルバンドのなかには、芸術的ともいえるような作品を発表するバンドも数多く存在するのです。

 しかし、上で述べたような理由から「ポップミュージック」や「歌謡曲」のリスナーからは、そのような「芸術的」な作品を提供するヘヴィメタルバンドでさえ見向きもされません。これでは完全な「食わず嫌い」ならぬ「聴かず嫌い」だと思うのです。ただ嫌いなだけならともかく、「ヘビメタ=悪(わる)」というイメージだけに捉われ、批判的な目で見る人までいたりします。

 そこで今回は、「ポップミュージック」や「歌謡曲」のような日本で売れる音楽と「メタル音楽」を比較する等で、ここでは特に、以下に述べる特徴をもって「音楽」に対する価値観を構成している人たちに「ヘヴィメタル」の何たるかを理解してもらいたいと思います。ただし、ここで述べるのは"分析"であって"批判"ではありません。音楽なんて楽しめればそれでいいんですしね。

3.ヴォーカル偏重主義

 先に挙げた「ポップミュージック」や「歌謡曲」に多く見られる特徴として、ヴォーカル偏重主義というものがあります。これは読んで字のごとく「とにかくヴォーカルさえ目立てば良い」というもので、言ってしまえば(少なくともリスナーにとって)「それ以外の楽器はそれほど重要ではない」ということです。

 このことは、それらのジャンルに属するアーティストの多くがヴォーカルだけで活動していることを見れば明らかですし、その他の楽器について(誰が演奏するのか等)とやかく言われることが一般的にあまりないということからもわかるかと思います。もしリスナーが楽曲としての全体的な完成度を重視するのなら、そのことがベストであるとは言い切れないということは容易に理解できると思います。

 >それに対してメタルでは、ヴォーカルは「楽曲を構成する一要素」として扱われます。確かに重要な要素ではありますが、その他の楽器ひとつひとつもとても大切な要素とされ、またリスナーもその活躍を期待して聴いています。ギターの奏でるフレーズやドラムのリズム、ベースの重低音やキーボードの調べ…それら全てを大切にする、それがメタルです。

 それは、クラシックを聴く人たちにとっては「演奏者が誰か」だけでなく「指揮者が誰か」などということまで大切であったり、演奏者達にとっては「例え出番が一回しかない楽器に対しても最大限の注意を払うこと」が重要であったりするのと同じことなのだと思います。

4.ヴィジュアル先行主義

 次に挙げられる特徴として、現在の日本で「売れる」為には「ヴィジュアル」が少なからず必要であるということでしょう。一昔前に流行った「朝娘。」や「なんたらJr」などはその際たる例として挙げられます。音楽的(芸術的)価値など二の次三の次、とにかく「ヴィジュアルだけでもそこそこ売れる」というのが日本の「音楽産業(リスナー主体社会)」全体に見られる傾向だということが出来るでしょう。

 >「それならメタルだってトゲトゲ頭や昔の不良みたいな金属を付けたりしてるじゃないか」という反論が聞こえてきそうですが、それは日本の一部の音楽産業界のおかげ(仕業)です。日本においてメタルをビジネスとして成功させるためには、ヴィジュアル面での奇抜さなどを売りにしていった方が効率が良いとの判断なのでしょうが、そういう形で普及されたものをいわゆる「ヘビメタ」と呼び、ここで述べる「ヘヴィメタル」とは大きく異なるものだということをしっかり理解してください。

 「ヘビメタ」とは、一部の音楽産業界が作り出したメタルに対する間違った(極端に視野の狭い)イメージを孕む忌まわしき差別用語なのです。 ちなみにヘヴィメタル愛好者は「ヘビメタ」とは言わず、「ヘヴィメタル」あるいは単に「メタル」(細かいジャンルが多い為)と呼びます。

 実際は、ヴィジュアルを先行するメタルは一部しかなく、あくまでも音楽的(芸術的)価値を第一に考えるバンドがほとんどなのです。ヴィジュアルは芸術的価値に包括される(イメージの創出という)一要素にしかすぎないのです。それが非メタルリスナーを遠ざける原因になってしまっているのはなんとも皮肉な話ではありますが…。

5.あとがき

 以上、「ヘヴィメタル」という音楽を、日本においてポピュラーな「ポップミュージック」や「歌謡曲」と比較しながら説明してみました。管理人は一応「メタル派」の人間なので、日本のポピュラー音楽に対して若干(というかかなり)偏見とみられる部分があったかと思いますが、あまりお気になさらずに。てか、管理人自身↑の特徴に当てはまるような曲でも好きなものはたくさんありますから!


 と、書いていて思ったんですが、もしかして管理人が想定した(=知っている=それなりに有名な)日本のアーティストっていうのが、そもそもミュージックアーティストでもなんでもないんでしょうか。ヴィジュアルだけを売り物にする「モデル」がいて、音楽だけを重視する「音楽家」がいて、その中間でフラフラ踊っている「アイドル」がいる。今回メタルとの比較で管理人が想定していたアーティストは「アイドル」だったんでしょうかね。比較の対象を間違えたでしょうか。なんかちょっと不安になってきました。

 あと、そうではないとして、今回挙げたような二つの特徴を持つアーティストに対して、全体的な完成度を求めそれを重視して聴いている、いわゆる(良い意味で)「オタク」や「マニア」な人もいるんですね。そうなると、日本でポピュラーな音楽とメタルの間に大した差はなく、メタルを聴く人にあって一般的なリスナーに足りないものがあるだけ、という可能性も出てきました。

 それは「その音楽(曲)が何故好きか」「自分にとって音楽とは何か」という点にも絡んでいる非情に複雑な問題でした。音楽がそれほどの趣味というわけではない人にとって音楽とは「カラオケでストレスを発散する為の道具」でしかないのかもしれませんし、そういう人にとっては歌と歌詞だけが重要なのでしょう。そうなるとそれは好みの問題。それと管理人にとってのメタルを比較することは、全くかみ合わない比較なのかもしれませんね。

 でも、これだけは確かです。

 メタルに対して根拠のない偏見や思い込みを持って「聴かず嫌い」でいる人がいる。この人たちに、もっと柔軟な姿勢でより多くの良い音楽に接して欲しい。

 これだけは覚えておいて欲しいです。そして「ポップミュージックにだって優れた曲はあるぞ!」と言う方。そうです、それと同じように世界にはより多くの優れた曲があるんです。そしてその優れた曲を輩出する一つのフィールドとして「ヘヴィメタル」というジャンルがあるんです!

 …と、熱く長くなりましたが、最後まで読んでくれて方!どうもありがとうございました。グフッ…!

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